ほとんどの人は、不動産鑑定が必要なのは家を売買する時であると考えています。なぜなら、鑑定済みでないと銀行が融資してくれないからです。しかし、それ以外にも不動産鑑定をした方が大きく節約できるという場合があります。さらに嬉しいことに、今ではあなたの家の価値を無料で鑑定してくれる会社があるということです。
家を売買する時に鍵となるのは、不動産鑑定とはその不動産にどれくらいの価値があるのかという、独立した、先入観のない評価であるということです。鑑定は免許保持または認定のプロによって行われ、通常近所の比較できる売却物件やマーケット、そして家の状態の視覚的内覧によって決められます。
家を売買する時に鑑定が必要なのは、ローン価格よりも不動産の鑑定額が低いと銀行が融資してくれないからです。しかし、それ以外にも鑑定が必要な時があり、それによって節約につながることがあります。
１．家を売却する前
不動産の売却を考えている方は、不動産をリスティングする前に鑑定をすることで、その不動産のマーケットでの価値をつかむことができます。そうすることで、現実的な提示価格を決めるのに役立ち、速攻売却の確立が上がります。
２．家の融資を更新するとき
家の融資を更新するのは、古い担保を新しい担保に置き換えているようなものです。なぜなら、家の価値は最初に買ったときから変わっているかもしれないからです。このため、融資元は今日の不動産の価値の正当性を示す新しい担保額を保証するために、鑑定を必要するとすることがあります。家の価値が購入時よりも上がっている場合は、融資更新の一環としてキャッシュアウトすることができるかもしれません。しかし、価値が下がっている場合は新しい融資を組むのが難しくなるかもしれません。
３．持家担保ローンを得るとき
融資更新と違って、持家担保ローンは現存の担保に追加で得るローンです。持家担保ローンで借入できる額は、現在の不動産価値から担保残差の差し引き後に、あなたが保持している資本額によって大きく異なってきます。不動産価値が下がっているなら、持家担保ローンを申請する資格がないかもしれません。
４．その他のローンを組むとき
現金や事業融資などその他のローンを組む際、あなたの不動産を担保物件にすることが必要なことがあります。持家担保ローンと同じように、銀行は融資する金額があなたの所有地の価値に見合うかどうかを確かめる必要があります。
５．税額の再査定を要請するとき
多くの都市では、固定資産税額は、あなたの不動産の公正なマーケット価格に基づいて計算されます。固定資産税の請求書に記載されているあなたの不動産価値が高すぎる時、例えばあなたの不動産の近隣の地域や市の不動産価格が下がっている時は、税額の再査定を要請することができることがあります。
こういった場合に個別で鑑定を行っておくと、究極的にあなたの年間の固定資産税を減らすために役立つことがあります。再査定のプロセスは地域によって異なりますので、固定資産税の再査定を要請する際、あなたの県や地域では、不動産所有者が個別で行った鑑定結果を提出することが認められるかどうか、確認するようにしましょう。
鑑定を最大限に生かそう
鑑定者があなたの不動産価値を正確に見積もるために、必要な情報を提供することを考慮しましょう。近隣の不動産の売却価格について、また傍目からは分かりにくいあなたの不動産や近隣についての詳細（徒歩圏内での大き目の区画や新しい学校など）の情報を集めましょう。
家のメンテナンスや修繕の履歴を保管しておくことで、よく手入れの行き届いた家を保有しているという証明になります。とはいえ、鑑定された不動産価格によって、キッチンやお風呂の建て替えなど、大規模なリノベーションにかかったコストの全てを埋め合わせることはできないと思っていた方が良いでしょう。
不動産の売却については、全体的な外観を改善しておくことで、鑑定者が内覧をしに来た時に大きな違いが出せるでしょう。芝生を刈り、家の中がごちゃごちゃしていたり乱れていることがないようにしましょう。外観や内観がくすんでいたりメンテナンス不足に見える場合は、塗り替えや修繕を考えましょう。
