新しい屋根の必要性は、時には一目瞭然です。時には、その理由は判明しにくいもので、例えば嵐による損傷は何週間や何年もかからないと見えてこないものです。そして時には、損傷とは関係なく新しい屋根が必要なことがあります。理由が何であれ、屋根を新しくするのはいつでも一大事です。屋根の張り替えや取り付けは、マイホーム所有者にとっては多額の投資を意味します。適切な屋根ふきは見た目、家の価値、家の機能全体に大きく影響してきます。
あなたは賃貸に出している不動産をお持ちですか？不動産を売りにかけてみようとお考えですか？今の屋根は20年以上経っていませんか？損傷がどこかにないか改めて屋根を見てみることをおすすめします。これが、屋根の張り替えが必要なのか、ただ修繕が必要なのかを決める最初のステップです。表向きには見えない問題が潜んでいるかもしれませんが、新しい屋根へ替え時であるという明らかなサインは必ず見つけられるはずです。以下が、新しい屋根が必要かどうか決める際にチェックしておきたい項目です：
• 屋根板の一部がなくなっている、割れている、または壊れている
• 屋根板の端がお椀状になっていたり、丸まっている
• 屋根の大部分を分厚いカビやコケが覆っている
• 屋根板の微粒子コーティングがなくなって「剥げて」しまっている
• 雨漏りをする場所が複数ある
• 野地板が柔らかくなり腐っている
屋根の張り替えは正しい時期に行うことが不可欠です。もし先延ばしにしすぎてしまうと、問題は悪化し、コストは一定ではなく上がる一方です。
屋根の張り替えが必要な全ての理由が経年劣化のせいではない
嵐による過酷な損傷：
嵐による屋根の損傷は、様々な形で現れてきます。暴風の嵐は屋根板をはがし、屋根を裸にしてしまいますので、張り直さなければなりません。強風は重い枝や、時には木を丸ごとなど、大きな瓦礫を屋根の上に飛ばしてくることがあります。雹による損傷は、時には屋根板をちょっと凹ませるだけかもしれません。しかし、激しい雹は下地の野地板を割ることもあり、板葺きに穴をあけ、天窓を割り、通気口をだめにしたりします。嵐により起こるこのような損傷は、建造物の基礎である屋根の「骨組み」にまで至り、甘くみるべきではありません。大きな嵐の後にきちんと屋根を点検することで、屋根にまさに必要なものが分かり、この先さらに修繕にコストがかかることを防ぐ助けになります。
屋根の速すぎる劣化：
アスファルトを使ったメンテナンスの行き届いた屋根は、15～20年持ちます。しかし、防風による損傷、氷の塊、カビやコケの広がりは、あなたの屋根の寿命を大幅に短くしてしまうことがあります。これらの問題の証拠となるサインは、あなたの屋根がその自然寿命に達したのであることを示唆するものとほぼ同じです。もしあなたの屋根にこれらのサインが見つかった場合、屋根を張り替えてから何年経っているかにかかわらず、屋根の点検をしてもらうと良いでしょう。そうしないことで、屋根の骨組みが腐り、ひどい雨漏りであなたの家や持ち物を回復不能なほどに傷つけてしまうといった、より厳重なトラブルをこの先もたらすリスクをはらみます。
不動産の価値を高めよう：
不動産所有者の中では、物件の外見的見た目や売却価格を上げるために、既存の屋根を張り替えることがあります。屋根の寿命に達する数年前であったとしても、不動産市場に戻る準備のために、新しくてさらに良い屋根に張り替えられることがあります。新しい屋根に張り替えることで、古い家に磨きがかかり、最新になります。新しい屋根は、見込みのある買い手を魅了するという付加価値をもたらします。買い手は屋根の張り替えや、屋根まわりのよくある問題にしばらく対処しなくてよくなるからです。
大きな改築計画：
あなたの家に、将来何か新しいものを追加したいですか？屋根の外形を引き立たせるドーマーや、インテリアを明るく見せる天窓などを追加したいと思っていますか？大規模な改築には、屋根の外形を変えることや、新規の屋根の取り付けが必要となります。しかししばしば、部分的に屋根を新しくても古い部分にうまく馴染みません。この場合は、不動産所有者は屋根の全張り替えを選ぶことがあります。
